2020-10-17 地球の女の自慢話 火星の月が吹き飛ばされて、 それを吹き飛ばしたのは私だ と言い張る地球の女と、 それを吹き飛ばすよう指示したのは私だ と主張する金星の女の間で口論となり、 髪を引っつかみ合う大げんかの末、 火星の月は自ら吹き飛んで行くのを見た という地球の月の証言によって、 二人の主張は間違いであることが証明され ばつが悪くなった二人が そろって水星へ移り住んだあくる日、 火星に戻ってきた月が、 自分は地球の女のくしゃみで飛んでいって しまったのだと述べたため、 地球の女は鼻高々で、あちこちに 火星の月を吹き飛ばしたのはわたしだ と自慢して回りながら、 地球へ戻ってきた、とさ。